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2026.09.07

不動産クラウドファンディングおすすめ11選!利回り・安全性・最低額を比較

不動産クラウドファンディングおすすめ11選!利回り・安全性・最低額を比較

不動産クラウドファンディングに興味はあるけれど、どのサービスを選べばいいのか分からない

利回りが高そうなのは分かるが、元本割れのリスクがどの程度あるのか判断できない

上記のように、サービス選びの入口で立ち止まっている方も多いのではないでしょうか。

不動産クラウドファンディングは1万円から始められるサービスも多く、少額での資産形成の選択肢として注目を集めています。

一方で、サービスごとに利回り・劣後出資比率・運営会社の信頼性が大きく異なるため、表面上の数値だけで選ぶと自分のリスク許容度に合わない投資となる可能性があります。

この記事では、国内11サービスを利回り・安全性・最低投資額の3軸で比較し、目的別のおすすめサービスの選び方から、元本割れリスクの実態、税引後の実手取り計算まで解説します。

劣後出資比率・運営会社の上場可否・ファンド募集頻度の3点を確認することが、サービス選びの出発点です。

ライズ不動産お役立ちコラムは、株式会社ライズ不動産販売が運営する不動産情報メディアです。

株式会社ライズ不動産販売は、京都市を拠点に、不動産の売買・仲介・買取・建築など幅広い事業を行っています。

不動産取引や建築の実務で培った知見を活かし、売却・購入・査定などに役立つ情報を発信しています。

運営会社情報
運営会社 株式会社ライズ不動産販売
代表取締役 宮川 和秀
所在地 〒603-8165
京都府京都市北区紫野西御所田町13番地1
事業内容 不動産売買・仲介・買取、建売分譲、注文建築、コンサルティング業務など
宅地建物取引業免許 京都府知事(3)第13441号
建築工事業許可 京都府知事許可(般-2)第42607号
所属団体 公益社団法人 全日本不動産協会
公式サイト 株式会社ライズ不動産販売 公式サイト
センチュリー21 ライズ不動産のコンテンツ制作

当サイトは、センチュリー21 ライズ不動産が運営する不動産情報サイトです。

不動産に関する情報を必要とする方が適切に判断できるよう、正確性・信頼性・透明性を重視してコンテンツを制作しています。

正確性・信頼性の確保

掲載する情報は、公的機関や不動産関連団体が公表するデータ、各サービスの公式情報などを参考に作成しています。

また、不動産事業者としての知見を活かし、専門的な内容も分かりやすく伝えることを心がけています。

中立性・公平性の担保

当サイトでは、特定の会社やサービスに偏らず、複数の情報を比較できるよう配慮しています。

サービス紹介やランキングを掲載する場合は、料金・対応エリア・実績・利用者の評価など、複数の観点から総合的に判断します。

【主な取り組み例】
・独自アンケート調査の実施
・評価基準・ランキング根拠の追加

最新情報の更新体制

不動産市場や関連制度は変化するため、法改正やサービス内容の変更、市場動向に応じて定期的に情報を見直します。

掲載内容に誤りや古い情報が確認された場合は、必要に応じて修正・更新を行います。

主な関連法令

情報の透明制

当サイトでは、広告掲載やアフィリエイトプログラムを利用する場合があります。

ただし、掲載順位や評価は広告の有無だけで決定せず、読者にとって有益な情報提供を優先します。

メリットだけでなく、注意点やリスクも可能な限り掲載し、適切な判断をサポートします。

詳細な考え方や運営姿勢については、センチュリー21ライズ不動産のコンテンツ制作ポリシーをご確認ください。

不動産クラウドファンディングの仕組みと他の投資商品との違い

不動産クラウドファンディングの仕組みと他の投資商品との違いの解説

不動産クラウドファンディングは、複数の投資家がインターネット上でお金を出し合い、不動産事業から生まれた収益を分配する仕組みです。

株式や投資信託と異なり、市場での売買を前提とした商品ではないため、日々の価格変動を気にしながら運用する必要がありません。

ただし、契約形態や比較対象によって投資家に与えられる権利・リスク・税務処理が大きく変わります。

REIT・銀行預金・NISA口座の投資信託といった身近な金融商品と何がどう違うのかを正確に把握したうえで、自分の目的に合う選択肢かどうかを判断しましょう。

匿名組合型と任意組合型で投資家の権利と税務処理が異なる

不動産クラウドファンディングには、匿名組合型任意組合型という2つの契約形態があり、投資家の立場や確定申告の方法が根本的に異なります。

匿名組合型では、投資家は運営会社(営業者)に出資するだけで、不動産の所有権は持ちません。

得られた収益は雑所得として総合課税の対象となり、給与所得などほかの所得と合算して税率が決まります。

スクロールできます
比較項目 匿名組合型 任意組合型
不動産所有権 なし
(運営会社が保有)
あり
(投資家が共有持分を保有)
収益の税区分 原則雑所得
(総合課税)
組合事業の内容などに応じて
所得区分が異なる
経費算入 原則不可 一部可能な場合あり
確定申告の複雑さ 比較的シンプル 複雑
(税理士相談推奨)

所得が高い方ほど税負担が重くなる点は、表面利回りだけでは見えてこない部分です。

匿名組合型の分配金は原則として雑所得として総合課税されます。一方で任意組合型は、組合事業の内容などに応じて所得区分が異なるケースが多いです。

収益は不動産所得として計上され、物件に関わる費用の一部を経費に算入できる場合があります。

ただし、不動産所得には青色申告の要件や損益通算のルールが絡むため、税務処理が複雑になります

確定申告に不慣れな方は、税理士への相談も視野に入れましょう。

REITは市場価格の変動リスクがあり不動産クラファンは価格変動を受けにくい

REITは証券取引所に上場している金融商品であり、株式と同様に市場の需給によって価格が毎日動きます。

金利上昇局面や景気悪化時には、保有不動産の価値が変わらなくてもREITの価格が大きく下落するケースがあり、短期間で評価損が生じることも珍しくありません。

不動産クラウドファンディングは非上場の私募型商品であるため、市場での売買が行われず、基準価額の日次変動がありません。

運用期間中は原則として投資した元本が固定されたまま運用され、通常なら運用終了後に償還が行われる仕組みです。

REITと不動産クラファンの主な違い
  • REITは証券取引所に上場し、株式と同様に毎日価格が変動する
  • 不動産クラファンは非上場の私募型商品で、日次の基準価額変動がない
  • REITは取引時間内にいつでも売却できるが、不動産クラファンは途中解約が原則不可
  • 不動産クラファンは通常時なら運用終了後に償還が行われる仕組み

価格変動を気にせず運用できる点は、相場の上下に振り回されたくない投資家にとって大きな利点です。

ただし、流動性の低さはREITと比べて明確な弱点であると言えます。

REITは証券会社を通じて取引時間内にいつでも売却できますが、不動産クラウドファンディングは途中解約が原則できないため、運用期間中に資金が必要になっても現金化する手段がありません。

運用に回す資金は、期間中に使う予定のないお金に限定して投じましょう。

銀行預金やNISA口座の投資信託とは利回りと流動性の水準が大きく違う

銀行の定期預金金利は2025年時点でも年0.1〜0.3%程度にとどまるケースが多く、物価上昇率を差し引くと実質的な資産増加はほぼ期待できません。

不動産クラウドファンディングの平均的な想定利回りは年3〜8%程度であり、銀行預金とは利回りの水準が大きく異なります。

一方、銀行預金は1,000万円までの元本と利息が預金保険制度で保護されており、運営会社の経営状態に左右されません。

不動産クラウドファンディングにはこうした公的な元本保証の仕組みがないため、リターンの高さはリスクと表裏一体です。

スクロールできます
商品 想定利回り 元本保護 流動性
銀行定期預金 年0.1〜0.3%程度 預金保険制度
(1,000万円まで)
高い
(いつでも解約可)
NISA投資信託 運用次第
(変動あり)
なし
(価格変動あり)
高い
(原則いつでも解約可)
不動産クラファン 年3〜8%程度 なし
(劣後出資で緩和)
低い
(途中解約原則不可)

NISA口座で購入できる投資信託は、長期・積立・分散を前提とした商品が中心で、運用期間を自由に決められる柔軟性があります。

解約も原則いつでも可能で、流動性の面では不動産クラウドファンディングより大きく優れています。

不動産クラウドファンディングは元本保証がなく、途中解約も原則できません。生活防衛資金や近い将来に使う予定の資金は投じないようにしてください。

3つの商品を比べると、利回りの高さと流動性・元本保護は基本的にトレードオフの関係にあります。

自分のリスク許容度と資金の使途に応じて、複数の商品を組み合わせる視点を持って資産配分を考えてください。

国内で登録・運用できる不動産クラウドファンディングサービスは数十社に上り、利回り・投資対象・最低投資額・運営会社の規模はサービスごとに大きく異なります。

高利回りを追求するのか、元本保全を優先するのか、少額で試してみたいのかによって、自分に合うサービスは変わります。

スクロールできます
サービス名 最低投資額 想定利回り(年利) 上場可否 元本割れ実績 申込方法 途中解約
COZUCHI
詳細はこちら
10,000円 ファンドごとに異なる
(実績平均20%超あり)
非上場 WEB完結 あり
(手数料3.3〜5.5%、中長期型は無料)
CREAL
詳細はこちら
10,000円 年利3〜8% 上場
(東証グロース)
0件
(2018年〜)
WEB完結
アプリあり
Rimple
詳細はこちら
10,000円 ファンドごとに異なる
(年利2.7%〜)
非上場 WEB完結
利回りくん
詳細はこちら
10,000円 ファンドごとに異なる
(目安3〜8%)
上場グループ WEB・スマホ完結
TSON FUNDING
詳細はこちら
100,000円 年利5〜8% 非上場 0件・延期0件
(2024年10月時点)
WEB完結
大家どっとこむ
詳細はこちら
10,000円 ファンドごとに異なる
(目安3〜5%台)
非上場
(Jトラストグループ)
WEB完結
LEVECHY Fund
詳細はこちら
10,000円 年利6〜12% 非上場 WEB完結
Jointo α
詳細はこちら
100,000円 ファンドごとに異なる
(目安3%〜)
上場
(東証スタンダード)
0件・配当遅延0件 WEB完結
ちょこっと不動産
詳細はこちら
10,000円 ファンドごとに異なる
(目安3〜5%台)
WEB・スマホ完結
DARWIN funding
詳細はこちら
10,000円 ファンドごとに異なる
(直近平均5.7%)
非上場 WEB完結 あり
FUNDROP
詳細はこちら
10,000円 年利5.5〜8.0% 非上場 全ファンド0件 WEB完結
(最短5分)

ここでは、運営会社の信頼性・劣後出資比率・ファンドの特性を軸に、目的別で選びやすい11サービスを紹介します。

各サービスの強みだけでなく、向き不向きも含めて整理していますので、自分のリスク許容度と照らし合わせながら読み進めてください。

COZUCHI|年利10%超のファンドを多数組成する高利回り特化型

おすすめポイント
  • 年利10%超のファンドを継続的に組成しており、高い表面利回りを狙いたい投資家に向く
  • 運営会社のLAETOLI株式会社は不動産開発の実績を持ち、ファンドの組成力が高い
  • 東京都心部の開発型・キャピタルゲイン型ファンドを中心に展開し、案件の多様性がある

COZUCHIは、国内の不動産クラウドファンディングのなかでも突出した利回り水準を誇るサービスです。

年利10%を超えるファンドを複数組成しており、インカムゲイン(賃料収入)だけでなく、物件売却益を原資とするキャピタルゲイン型のファンドも取り扱っています。

最低投資額は1万円で、少額から高利回りを狙える点も支持を集める理由のひとつです。

一方で、開発型・キャピタルゲイン型のファンドは、物件の売却価格が想定を下回った場合に元本毀損リスクが高まる構造を持っています。

表面利回りが高いファンドほど、物件売却の成否に収益が左右されるキャピタルゲイン型の割合が多い傾向があります。利回りだけで判断せず、ファンドの収益構造を個別に確認してから投資判断を行いましょう。

劣後出資比率はファンドによって異なるため、応募前に各ファンドの詳細ページで確認する必要があります。

高い利回りを重視しつつ、リスクの中身を把握したうえで投資したい中上級者に向いているサービスです。

運営会社 LAETOLI株式会社
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り ファンドごとに異なる
(実績平均年利20%超のファンドあり)
途中解約 あり
(手数料3.3%〜5.5%、中長期型は無料・最短2週間)
申込方法 WEB
(オンライン完結)
運用スキーム 優先劣後方式
(短期キャピタルゲイン型・中長期インカムゲイン型)
劣後出資比率 ファンドごとに異なる
(要確認)
上場可否 非上場

CREAL|上場企業運営で累計調達額トップクラスの安定実績

おすすめポイント
  • 運営会社のクリアル株式会社は東京証券取引所グロース市場に上場しており、財務情報の透明性が高い
  • 累計調達額は国内トップクラスで、サービスとしての継続性・信頼性を数字で確認できる
  • 劣後出資比率を各ファンドで明示しており、元本保全の仕組みが分かりやすい

CREALは、運営会社であるクリアル株式会社が上場企業であるという点が最大の特徴です。

上場企業は四半期ごとに財務情報を開示する義務があるため、運営会社の経営状況を外部から継続的に確認できます。

累計調達額は国内の不動産クラウドファンディングサービスのなかでも上位に位置しており、サービス開始からの実績の厚みが他社との差別化ポイントになっています。

利回りは年利3〜5%台が中心で、高利回りサービスと比べると控えめですが、その分ファンドの安定性を重視した組成方針を取っています。

上場企業が運営しているため、万一の経営悪化の兆候を財務開示から早期に察知しやすく、投資判断の材料が豊富です。

初めて不動産クラウドファンディングに取り組む方や、運営会社の信頼性を最優先に置く方に向いています。

利回りよりも継続性と透明性を重視するなら、CREALを選択肢の筆頭に置きましょう。

運営会社 クリアル株式会社
(東証グロース市場上場、証券コード2998)
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り 年利3〜8%
累計調達額 1,133億円
(2026年7月末時点)
元本割れ実績 0件
(サービス開始2018年〜)
運用期間目安 平均24〜36ヶ月程度
申込方法 WEB(オンライン完結)
専用アプリあり
審査時間 最短1営業日
(投資家登録完了まで)
上場可否 上場
(東証グロース)

Rimple|プロパティエージェント運営で劣後出資比率が高い

おすすめポイント
  • 東証プライム上場のミガロホールディングスグループ企業であるプロパティエージェントが運営している
  • 劣後出資比率が30%前後のファンドを多く組成しており、投資家の元本保全余力が大きい
  • 首都圏の区分マンションを中心に扱い、物件の流動性が比較的高い

Rimpleは、劣後出資比率の高さが国内サービスのなかでも際立っています。

劣後出資とは、運営会社が投資家より先に損失を負担する仕組みで、この比率が高いほど投資家の元本が守られる余地が大きくなります。

Rimpleでは劣後出資比率が30%前後のファンドを継続的に組成しており、投資家元本への影響を軽減することが可能です。

運営会社のプロパティエージェント株式会社はミガロホールディングス株式会社のグループ会社であり、グループの財務情報を把握しやすくなっています。

利回りは年利3〜4%台が中心で、突出した高利回りではありませんが、劣後出資比率の高さを重視する投資家におすすめです。

劣後出資比率30%前後は国内サービスのなかでも高水準で、元本保全を重視する保守的な運用方針の方に特に向いています。

高利回りよりも元本の安全性を優先したい方は、Rimpleを検討してみる価値があります。

運営会社 プロパティエージェント株式会社
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り 年利2.7%〜
(ファンドごとに異なる)
劣後出資比率 30%
(運営会社が劣後出資)
優先出資比率 70%
(投資家)
運用期間目安 6ヶ月
(直近ファンド事例)
当選方式 抽選式
申込方法 WEB
(スマホで申込可)
上場可否 非上場

利回りくん|1万円から始められる少額投資向けの入門サービス

おすすめポイント
  • 最低投資額が1万円で、まとまった資金がなくても不動産投資を体験できる
  • 運営会社の株式会社シーラは不動産開発・賃貸管理の実績を持つ
  • 物件の概要・利回りの根拠が比較的詳しく開示されており、初心者でも内容を確認しやすい

利回りくんは、最低投資額1万円という敷居の低さから、不動産クラウドファンディングを初めて試す方に選ばれやすいサービスです。

運営会社の株式会社シーラは、マンション開発・賃貸管理を手がける不動産会社で、ファンドに組み込む物件を自社グループで調達・管理する体制を持っています。

利回りは年利3〜8%程度と幅があり、案件によってリスクの性質が異なります。

ファンドの詳細ページでは物件の概要・賃料収入の見込み・劣後出資比率などが開示されており、投資前に内容を確認する習慣をつけやすい設計です。

利回りが高いファンドは運用期間が長かったり、物件売却益に依存する構造だったりする場合があります。案件ごとの収益構造を確認してから申し込みましょう。

少額から始めて不動産クラウドファンディングの流れを体験したい方に向いています。

運営会社 株式会社シーラ
(上場グループ)
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り ファンドごとに異なる
(目安年利3〜8%程度)
会員数 国内No.1
(2025年10月期調査)
申込方法 WEB・スマホ
(最短5分で手続き完了)
WEB完結 あり
上場可否 上場グループ

TSON FUNDING|東海・関西エリアの実物不動産に特化した運用

おすすめポイント
  • 運営会社のTSON株式会社が東海・関西エリアで自社開発した物件をファンドに組み込む
  • 自社開発物件のため、物件の品質管理や賃料収入の見込みに関する情報が比較的充実している
  • 利回りは年利4〜6%台が中心で、安定収入型のインカムゲインを重視した設計

TSON FUNDINGは、東海・関西エリアの不動産に特化した地域密着型のサービスです。

運営会社のTSON株式会社は愛知県を本拠地とする不動産会社で、ファンドに組み込む物件の多くを自社グループで開発・管理しています。

自社物件を活用する構造は、物件情報の透明性が高まる半面、運営会社の業績がファンドの収益に直結しやすいという特性を持っています。

利回りは年利4〜6%台が中心で、賃料収入を主な原資とするインカムゲイン型のファンドが多く、値上がり益を狙う設計ではありません。

東海・関西エリアの不動産市場に一定の知識がある方や、地域に根ざした運営会社を好む方に向いているサービスです。

首都圏以外の物件に分散して投資したい場合の選択肢として加えておきましょう。

運営会社 株式会社TSON
(愛知県名古屋市)
最低投資額 100,000円
(匿名組合型:1口10万円)
想定利回り 年利5〜8%
ファンド形式 匿名組合型・任意組合型の2種類
元本割れ実績 0件・償還日延期0件
(2024年10月時点200件突破)
申込方法 WEB
(スマホ・PC完結)
WEB完結 あり
上場可否 非上場

大家どっとこむ|運用期間が短期3ヶ月前後のファンドを中心に展開

おすすめポイント
  • 運用期間が3ヶ月前後のファンドを中心に組成しており、資金の拘束期間が短い
  • 短期で資金を回転させたい投資家や、初めて運用サイクルを体験したい方に向く
  • 運営会社の株式会社グローベルスは不動産賃貸管理の実務を持つ

大家どっとこむは、運用期間の短さが最大の特徴です。

多くの不動産クラウドファンディングサービスが6ヶ月〜2年程度の運用期間を設定するなか、大家どっとこむは3ヶ月前後のファンドを中心に展開しています。

資金が長期間拘束されることへの抵抗感が強い方や、まず短期で運用サイクルを体験してから判断したい方にとって、資金管理がしやすいサービスです。

ただし、運用期間が短いファンドは、期間終了後に再度申し込みが必要になるため、案件の募集タイミングを継続的に確認する手間が生じます。

短期ファンドは運用終了後に再投資先が見つからない「待機期間」が発生する場合があります。資金を常に運用し続けたい場合は、複数サービスを併用する方法も検討しましょう。

利回りは年利3〜5%台が多く、短期運用の手軽さと引き換えに高利回りを追求する設計ではありません。

運営会社 株式会社グローベルス
(Jトラストグループ)
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り ファンドごとに異なる
(目安年利3〜5%台)
運用期間目安 3ヶ月前後
(短期ファンド中心)
持分買取制度 あり
(手数料無料)
累計ファンド数 第112号まで組成
(2026年8月時点)
申込方法 WEB
(会員登録最短5分)
上場可否 非上場
(Jトラストグループ)

LEVECHY Fund|レバレッジ型で高利回りを狙う経験者向けの設計

おすすめポイント
  • レバレッジ(借入)を活用した運用構造で、年利8〜12%超の高利回りを狙える
  • 不動産クラウドファンディングの仕組みを理解した経験者向けの設計
  • 首都圏の不動産を中心に組み込み、物件の流動性が比較的高い

LEVECHY Fundは、運用にレバレッジ(金融機関からの借入)を組み合わせることで、高い表面利回りを実現する設計が特徴です。

借入を活用することで投資家への分配原資を拡大できる半面、物件価値の下落や金利上昇局面では損失が拡大しやすい構造を持っています。

年利8〜12%超という利回り水準は国内サービスのなかでも高い部類に入りますが、その分リスクの性質が通常のインカムゲイン型ファンドとは異なります。

レバレッジ型ファンドは、レバレッジを利用するため、損失発生時に投資家の出資元本の一部または全部が毀損するリスクがあります。

不動産投資や金融商品の仕組みを一通り理解している方が、ポートフォリオの一部として組み込む使い方に向いています。

初めて不動産クラウドファンディングに取り組む方には向かないサービスです。

運営会社 株式会社LEVECHY
(旧:ジャパン・プロパティーズ株式会社)
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り 年利6〜12%
(過去ファンド実績ベース)
審査時間 3営業日以内
(投資家登録審査)
運用スキーム 不動産特定共同事業3号・4号許可
ファンドごとにSPC設立(倒産隔離スキーム)
申込方法 WEB
(オンライン完結)
WEB完結 あり
上場可否 非上場

Jointo α|穴吹興産グループ運営で分譲マンション実績を背景に持つ

おすすめポイント
  • 運営会社の穴吹興産株式会社は四国・西日本を地盤とする分譲マンションデベロッパー
  • 自社グループの開発物件をファンドに組み込むため、物件の品質・管理体制が把握しやすい
  • 利回りは年利3〜5%台で、安定志向の投資家に向いた設計

Jointo αは、穴吹興産グループが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。

穴吹興産株式会社は四国・西日本エリアで長年にわたり分譲マンションの開発・販売を手がけてきた企業で、グループ全体の不動産開発実績がファンドの信頼性を支えています。

ファンドに組み込む物件はグループ内で開発・管理するケースが多く、第三者から物件を調達するサービスと比べて情報の一貫性が保たれやすい構造です。

利回りは年利3〜5%台が中心で、高利回りよりも安定した分配を重視する設計になっています。

四国・西日本エリアの不動産に分散投資したい方や、地域に根ざしたデベロッパーの実績を評価する方に向いているサービスです。

知名度は首都圏系のサービスと比べると高くありませんが、グループの開発実績という裏付けを持つ点は評価できます。

運営会社 穴吹興産株式会社
(東証スタンダード市場上場、証券コード8928)
最低投資額 100,000円
(1口10万円)
想定利回り ファンドごとに異なる
(目安年利3%程度〜)
累計募集総額 85億円超
(2025年8月時点)
元本割れ実績 0件・配当遅延0件
(サービス開始以来)
申込方法 WEB
(オンライン)
WEB完結 あり
上場可否 上場
(東証スタンダード)

ちょこっと不動産|1万円・短期ファンドで初心者が試しやすい構成

おすすめポイント
  • 最低投資額1万円・運用期間3〜6ヶ月前後の短期ファンドが中心で、初心者が試しやすい
  • 物件情報・劣後出資比率・分配スケジュールが分かりやすく開示されている
  • 少額・短期の組み合わせで、不動産クラウドファンディングの流れを低リスクで体験できる

ちょこっと不動産は、最低投資額1万円と短期ファンドの組み合わせにより、初心者が投資の流れを体験しやすい設計が特徴です。

運用期間が3〜6ヶ月前後のファンドを中心に展開しており、長期間の資金拘束に抵抗がある方でも参加しやすい構成になっています。

ファンドの詳細ページでは物件の概要・劣後出資比率・分配のスケジュールが整理されており、投資前に内容を確認する習慣をつけるうえで使いやすいサービスです。

利回りは年利3〜5%台が中心で、高利回りを追求するサービスではありません。

初めて不動産クラウドファンディングに取り組む方が、まず1万円で仕組みを体験するための入口として活用しましょう。

運営会社 株式会社良栄
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り ファンドごとに異なる
(目安年利3〜5%台)
運用期間目安 3〜6ヶ月前後
(短期ファンド中心)
劣後出資比率 30%以上
マスターリース あり
(賃貸物件は空室リスク軽減)
主要投資対象 借地権付き戸建て
(Buena Town-ブエナタウン-)
申込方法 WEB・スマホ
(オンライン完結)
上場可否 非上場

DARWIN funding|首都圏の戸建て・区分マンションに絞った運用方針

おすすめポイント
  • 首都圏の戸建て・区分マンションに投資対象を絞り、物件の流動性が比較的高い
  • 物件の売却市場が活発な首都圏に特化することで、出口戦略の安定性を高めている
  • 利回りは年利5〜8%台が中心で、インカムゲインとキャピタルゲインを組み合わせた設計

DARWIN fundingは、首都圏の戸建てと区分マンションに投資対象を絞り込んだ運用方針が特徴です。

首都圏の戸建て・区分マンションは、他の不動産タイプと比べて売却市場の流動性が高く、ファンド終了時に物件を換金しやすいという性質を持っています。

投資対象を絞ることで物件評価の精度が上がり、運営会社が得意とするエリア・物件タイプに集中できる利点があります。

利回りは年利5〜8%台と中程度で、賃料収入と物件売却益を組み合わせた設計のファンドが多く展開されています。

首都圏不動産の流動性を評価しつつ、中程度の利回りで安定した運用を求める方に向いているサービスです。

運営会社 ダーウィンアセットパートナーズ株式会社
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り ファンドごとに異なる
(直近5ファンド平均5.7%)
サービス開始 2022年8月
中途解約 あり
(対応可)
出金手数料 無料
申込方法 WEB・スマホ
(全手続きオンライン完結)
上場可否 非上場

FUNDROP|さまざまな居住用賃貸住宅に投資できる

おすすめポイント
  • 居住用賃貸住宅を中心に運用する不動産クラウドファンディング
  • 単一の物件タイプに偏らず、アセットの分散という観点でポートフォリオを広げられる
  • 利回りは年利4〜7%台が中心で、アセットタイプによって収益特性が異なる

FUNDROPは、居住用賃貸住宅の投資を展開している点が他サービスとの大きな違いです。

住宅系の物件だけを扱うサービスと異なり、居住用住宅を中心に組み込むことで、景気サイクルや市場環境に応じた収益特性の異なる案件を選べます。

ただし居住用住宅は物件によって需要の変動が大きいため、投資する際は空室リスクや運営リスクを十分に考慮することが重要です。

アセットタイプごとのリスク特性を確認してから投資しましょう。

複数のアセットタイプに分散して投資したい方や、居住用賃貸住宅への分散投資を考えている方におすすめなサービスです。

運営会社 ONE DROP INVESTMENT株式会社
最低投資額 10,000円
(1口1万円)
想定利回り 年利5.5〜8.0%
運用期間目安 6〜12ヶ月
(短期型中心)
主要投資対象 居住用賃貸住宅
元本割れ実績 全ファンド元本割れ・遅延なし
申込方法 WEB・スマホ
(eKYC利用で最短5分登録)
上場可否 非上場

目的別で選ぶおすすめ不動産クラウドファンディング

投資目的が異なれば、選ぶべきサービスも変わります。

高利回りを重視する人が劣後出資比率を無視してサービスを選ぶと、元本割れリスクを過小評価したまま運用を始めることになります。

逆に、安全性を最優先にしながら利回り8%超のファンドを選ぼうとすると、条件が嚙み合わないまま迷い続ける状況に陥りがちです。

このセクションでは、高利回り・元本保全・短期運用・少額スタートという4つの目的に分け、それぞれに合ったサービスの選び方を整理します。

自分の優先順位を一つ決めてから読み進めると、判断しやすくなります。

高利回りを狙いたい人にはCOZUCHIとLEVECHY Fundが候補になる

高利回りを目指す場合、COZUCHIとLEVECHY Fundの2サービスが国内では有力な候補です。

COZUCHIは東京都心部の不動産を中心に運用するサービスで、年利回り6〜10%台のファンドを継続的に組成しています。

運営会社であるLAETOLI株式会社は非上場ですが、累計調達額が1,000億円を超えており、ファンド数・運用規模ともに国内トップクラスの実績を持っています。

LEVECHY Fundは株式会社LEVECHYが運営する不動産クラウドファンディングサービスで、年利回り7〜12%程度のファンドも組成されており、高利回り志向の投資家から注目されているサービスです。

高利回りサービス比較:COZUCHIとLEVECHY Fund
  • COZUCHI:年利6〜10%台、累計調達額1,000億円超、東京都心部の不動産中心
  • LEVECHY Fund:年利7〜12%程度、レバレッジ型でリスクは高め、経験者向け
  • 両サービスとも劣後出資比率を設けているが、利回りとリスクは比例する
  • 1サービスに集中せず、複数ファンドへの分散を前提に投資額を設定すること

高利回りファンドは、その分だけ不動産の売却益や賃料収入に依存する度合いが高く、市況の悪化によって想定利回りを下回るリスクがあります。

両サービスとも劣後出資比率を設けてはいますが、利回りの高さとリスクは比例する関係にあります。

高利回りを狙うのであれば、1サービスに集中するのではなく、複数ファンドへの分散を前提として投資額を設定しましょう。

元本保全を優先したい人は劣後出資比率30%以上のサービスを選ぶ

元本保全を重視する場合、劣後出資比率30%以上のファンドを持つサービスを選ぶことが判断の出発点になります。

劣後出資とは、運営会社自身が投資家より先に損失を負担する仕組みのことで、比率が高いほど投資家の元本が守られやすい構造になっています。

国内サービスのなかでは、Rimpleオルタナバンクが比較的高い劣後出資比率を設定したファンドを組成しており、元本保全を意識した設計が特徴です。

劣後出資比率の目安と元本保全の考え方
  • 30%以上:物件価値が下落しても投資家元本に影響が生じにくい
  • 10〜20%:一般的な水準。最低限の緩衝材として機能する
  • 5%以下:不動産市況の小幅悪化でも元本毀損リスクが高まる
  • 劣後出資比率はサービス全体ではなく個別ファンドごとに確認すること

Rimpleはミガロホールディングスグループ企業であるプロパティエージェントが運営しており、運営母体の財務安定性という面でも信頼性を測りやすいサービスです。

劣後出資比率が高くても、不動産価格が急落した場合には投資家の元本も毀損する可能性があります。「元本保証」ではなく「元本保全の仕組みがある」という意味であることを理解したうえで投資しましょう。

利回りは年4〜6%程度と高利回りサービスには劣りますが、リスクを抑えた運用を優先するなら、この水準でも十分な成果を期待できます。

短期運用で資金を回転させたい人には3〜6ヶ月ファンドが多いサービスが向く

不動産クラウドファンディングは運用期間が1〜3年の中長期ファンドが多い一方、3〜6ヶ月の短期ファンドを継続的に組成するサービスも存在します。

短期ファンドを活用することで、運用が終わるたびに資金を別のファンドへ移し替えながら複利的に回転させる運用スタイルが取れます。

COZUCHIは3〜6ヶ月のファンドを複数組成しており、短期運用を前提とした資金計画に向いています。

また、TSON FUNDINGも比較的短期のファンドを組成することがあり、資金の回転を重視する投資家の選択肢になります。

短期ファンドは運用期間が短い分、次のファンドへの再投資が前提となります。募集が抽選制の場合、資金が一時的に待機状態になることも想定しておく必要があります。

短期運用の場合でも、途中解約は原則できない点は中長期ファンドと同じです。

資金が拘束される期間を正確に把握したうえで、生活費や緊急予備資金とは切り離した余裕資金で運用しましょう。

1万円から試したい初心者には少額対応かつ上場企業運営のサービスが安心

投資経験が少ない段階では、最低投資額の低さと運営会社の透明性を最初の選定軸にすることをおすすめします。

最低投資額1万円から始められるサービスとしては、CREAL・Rimple・A-FUNDINGなどが代表的です。

上場企業は金融商品取引法や取引所規則に基づき、決算情報・有価証券報告書等の開示・提出が求められるため、財務状況を確認しやすいというメリットがあります。

初心者が最初に確認すべき3つのポイント
  • 最低投資額が1万円以下で少額から試せるか
  • 上場企業が運営しており財務情報を外部から確認できるか
  • 劣後出資比率・物件情報・分配スケジュールが分かりやすく開示されているか

CREALは東証グロース市場上場のクリアル株式会社が運営しており、東証グロース市場上場企業の傘下にあるため、財務状況の透明性という面で初心者が信頼性を判断しやすいサービスです。

少額投資で実際のファンド運用を経験することで、分配金の受け取りタイミングや手続きの流れを体感でき、次の投資判断の精度が上がります。

まずは1〜2万円を1本のファンドに投じて仕組みを体感し、運用の流れを把握してから投資額を増やす進め方が現実的です。

不動産クラウドファンディングを選ぶ5つの判断基準

サービスを選ぶ際に見るべき数値や条件は複数ありますが、すべてを同列に扱うと判断が散漫になります。

劣後出資比率・運営会社の信頼性・税引後の実手取り・募集頻度・途中解約の可否という5つの軸を順番に押さえることで、自分のリスク許容度と目的に合ったサービスを絞り込めます。

利回りの数字だけに目が向きがちですが、その利回りを実際に受け取れるかどうかは、元本保全の仕組みと運営会社の財務状況によって大きく左右されます。

5つの判断基準を1つずつ確認し、サービス選びの精度を上げていきましょう。

劣後出資比率は元本割れリスクの緩衝材として最初に確認する数値

劣後出資比率とは、ファンドの損失が発生した際に運営会社が先に損失を被る仕組みの規模を示す数値です。

投資家の出資分が守られる範囲を数値で確認できるため、サービス比較の出発点として最初に見るべき項目です。

具体的には、劣後出資比率が20%のファンドであれば、物件価値が20%下落するまでは投資家の元本に損失が及ばない設計になっています。

一方、5%や10%にとどまるファンドは、不動産市況が少し悪化しただけで投資家の元本が毀損するリスクが高まります。

劣後出資比率の水準別リスク目安
  • 30%以上:元本保全余力が大きく、保守的な運用に向く(Rimple等)
  • 20〜30%:標準的な安全水準。多くの主要サービスが設定
  • 10〜20%:最低限の緩衝材。市況悪化時は注意が必要
  • 10%未満:元本毀損リスクが高まる。高利回りファンドに多い傾向

サービスによってはファンドごとに劣後出資比率が異なるため、サービス全体の平均値ではなく、投資を検討している個別ファンドの数値を確認してください。

劣後出資比率が高いファンドでも、不動産価値の急落や運営会社の経営悪化が重なれば元本割れが発生する可能性はあります。あくまで損失を緩和する仕組みであり、元本保証ではありません

劣後出資比率の水準は、最低でも10%以上を一つの目安として確認しましょう。

運営会社の上場可否と財務健全性は信頼性を測る最低限のチェック項目

運営会社が東京証券取引所などに上場しているかどうかは、財務情報の開示義務という観点で信頼性の判断に直結します。

上場企業は四半期ごとに財務諸表を公開する義務があるため、売上高・自己資本比率・有利子負債の水準を投資家が自ら確認できます。

非上場企業が運営するサービスを完全に排除する必要はありませんが、財務情報が非公開の場合は信頼性の根拠を別の方法で確認する手間が生じる傾向があります。

上場企業が運営するサービスを選ぶ場合でも、親会社の財務状況と不動産クラウドファンディング事業の収益への依存度を合わせて確認しておくことが重要です。

有価証券報告書はEDINET(金融庁の電子開示システム)から無料で閲覧できます。自己資本比率が30%以上あるかどうかを一つの目安にして確認してみてください。

非上場の企業である場合は、許可年月日や事業者の設立年・行政処分歴などを確認するのが有効です。

想定利回りは表面利率でなく税引後の実手取り額で比較する

不動産クラウドファンディングの分配金は課税の対象所得となるため、投資前には実手取り額の算出が必要です。

年収500万円の会社員であれば所得税・住民税を合わせた実効税率はおおむね20〜30%程度になるため、表面利回り5%のファンドでも税引後の実手取りは3.5〜4%程度まで下がります。

サービスの比較ページに掲載されている利回りはすべて税引前の数値であるため、自分の所得水準に応じた税引後利回りを計算したうえで比較しましょう。

税引後利回りの簡易計算式

税引後利回り = 表面利回り × (1 - 実効税率)
例)表面利回り5%・実効税率30%の場合:5% × 0.7 = 3.5%

上記の計算は、所得税・住民税のみを単純化したものです。

実際には復興特別所得税・所得控除・源泉徴収額等を含めたうえで、最終税額が決まります。

また年末調整済みの一定の給与所得者では、給与・退職所得以外の所得が年間20万円を超えると原則として確定申告が必要です。

匿名組合型では、分配時に原則20.42%が源泉徴収されます。

不動産クラウドファンディングをこれから始める予定の方は、税引後の実手取り額を把握しておいてください。

ファンドの募集頻度と抽選倍率は実際に投資できるかを左右する

人気サービスのファンドは応募が集中し、抽選に外れ続けて実際には一度も投資できないという状況が起きています。

募集頻度が月1〜2回程度のサービスでは、抽選に外れると次の機会まで資金が待機状態になり、運用効率が下がります。

サービスを選ぶ際は、年間のファンド組成数と過去の倍率の実績を公式サイトや投資家向け情報で確認してください。

抽選型と先着型の違いも重要な確認ポイントです。

先着型のファンドは申込み開始と同時にアクセスが集中するため、事前入金を済ませておかないと枠が埋まってしまうリスクがあります。

複数のサービスに同時登録しておくと、一方で抽選に外れた場合でも別のサービスのファンドに申し込める機会が増えます。登録自体は無料のサービスがほとんどです。

募集頻度が高いサービスや先着型と抽選型を両方提供しているサービスを組み合わせることで、資金の待機期間を短縮できます。

途中解約の可否と流動性の低さは長期保有前に必ず把握しておく点

不動産クラウドファンディングの大半は、運用期間中の途中解約を認めていません。

運用期間は短いもので3〜6ヶ月、長いものでは3〜5年に及ぶファンドも存在するため、投資前に自分の資金計画と照らし合わせる必要があります。

途中解約できないという制約は、株式や投資信託のように市場でいつでも売却できる商品と比べると、流動性の面で大きく異なる特性です。

急な出費や収入の変動が生じた場合でも、ファンドに拠出した資金は運用期間が終わるまで引き出せません。

生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を別口座に確保したうえで、余剰資金の範囲内で投資する金額を決めてください。流動性の低さを事前に織り込まずに投資すると、緊急時に資金繰りが困難になります。

一部のサービスでは、投資家同士で持分を譲渡できるセカンダリー機能を提供していますが、買い手が見つからなければ換金できない点に変わりはありません。

運用期間の短いファンドから試し、流動性の低さを体感してから長期ファンドへ移行する順序で進めましょう。

元本割れ・廃業リスクの実態と自分で身を守る方法

不動産クラウドファンディングは元本保全の仕組みが整っているサービスが多い一方で、過去には実際に元本割れが発生した事例も存在します。

リスクがゼロではないという前提を持ったうえで、どのような状況で損失が生じるのかを把握しておくことが、サービス選びの精度を上げる第一歩です。

廃業や撤退が起きた場合の資金の扱い、複数サービスへの分散という自衛策まで含めて、この章では投資家が自分で身を守るための判断材料を整理します。

過去に元本割れが発生したサービスと損失の背景には共通した要因がある

過去に元本割れが発生した案件を振り返ると、損失の背景には共通した構造的な問題が見えてきます。

多く見られるのは、不動産価格の下落幅が劣後出資比率を超えてしまったケースです。

劣後出資比率が5%のファンドで不動産価格が10%下落すると、優先出資者である一般投資家の元本が毀損します。

過去には不動産特定共同事業者が行政処分を受けた事例もあるため、行政処分歴やファンドの契約条件を確認しましょう。

元本割れが起きやすい3つのパターン
  • 不動産価格の下落幅が劣後出資比率を超えた場合
  • 運営会社が劣後出資分を実際には十分に拠出していなかった不正事案
  • 高利回りを謳うファンドで収益の裏付けとなる不動産評価が甘く設定されていた場合

劣後出資比率が高くても、その比率が実際に履行されているかどうかは財務報告書や第三者機関の審査状況で確認する必要があります。数値だけを信頼するのは危険です。

さらに、短期間で高利回りを謳うファンドほど、収益の裏付けとなる不動産の評価が甘く設定されている傾向があります。

表面利回り8%を超えるファンドに投資する際は、その収益の根拠となる賃料収入や売却益の前提条件を必ず確認してください。

運営会社の撤退・廃業時に投資家の資金がどう扱われるかを事前に確認する

運営会社が事業から撤退・廃業した場合でも、投資家の資金がすべて失われるわけではありません。

投資家資金の管理方法や事業者破綻時の扱いは、ファンドのスキームによって異なります。

SPCを用いた特例事業では倒産隔離が図られる場合がありますが、すべての不動産クラウドファンディングが同じ仕組みではありません。

事業者破綻時の不動産・出資金の扱いは、分別管理の方法やSPCの有無などファンドのスキームによって異なり、投資資金の返還が保証されるものではないので注意が必要です。

また不動産の売却には時間がかかるため、資金の返還が数ヶ月から1年以上かかる場合があります。

分別管理が義務付けられているのは不動産特定共同事業法の許可を受けた事業者のみです。許可番号の有無を公式サイトや国土交通省のデータベースで事前に確認しましょう。

運営会社の信頼性を測る3つの指標
  • 自己資本比率:30%以上を目安に有価証券報告書(EDINET)で確認
  • 連続した黒字決算:直近3期の損益を確認し赤字が続いていないか確認
  • 上場企業グループへの所属:財務情報の透明性が高く信頼性を判断しやすい

運営会社の財務健全性を測る指標としては、自己資本比率・連続した黒字決算・上場企業グループへの所属の3点が参考になります。

上場企業が運営・保証しているサービスは、財務情報が有価証券報告書で公開されているため、非上場事業者と比べて財務状況の透明性が高い点で信頼性の確認がしやすいです。

投資前に運営会社の許可番号・直近の決算情報・グループ企業の有無を調べる習慣をつけてください。

複数サービスへの分散登録が特定サービスの倒産リスクを和らげる

資金を1つのサービスに集中させると、そのサービスが廃業・業務停止になった際の影響が投資全体に及びます。

複数のサービスに分散して登録・投資することで、特定の運営会社に起因するリスクを限定的に抑えられます。

分散の目安として、1サービスへの投資額を総投資資金の30〜40%以内に収めることを参考にしてください。

サービスの分散と同時に、ファンドの種類を分散させることも有効です。

首都圏の区分マンション・地方の商業施設・ホテル・物流施設など、異なる不動産タイプのファンドに分けることで、特定の不動産市況の悪化が全体に波及するリスクを低減できます。

また、運用期間の異なるファンドを組み合わせることで、資金の一部が常に満期を迎えられる状態を作ることができます。

3〜6ヶ月の短期ファンドと12〜24ヶ月の中期ファンドを組み合わせると、流動性の低さという不動産クラウドファンディングの弱点を補いやすくなります。

分散登録に際しては、登録・口座開設の手続きが無料のサービスがほとんどであるため、まずは複数サービスに登録だけ済ませておき、実際の投資は各サービスのファンド内容を見比べながら判断する進め方が現実的です。

税引後の実手取りシミュレーションで本当の利益を把握する

不動産クラウドファンディングの利回りは、税引前の表面上の数値で表示されています。

実際に手元に残る金額は、所得税・住民税を差し引いた後の金額であり、適用される税率によって受取額は大きく変わります。

特に給与所得が高い会社員の場合、分配金に適用される税率が高くなるため、表面利回りと実手取りの乖離が顕著になります。

サービスを選ぶ前に、自分の課税状況に基づいた実手取りを把握しておくことが、投資判断の精度を上げることにつながります。

不動産クラファンの分配金は匿名組合型なら原則として雑所得・総合課税の対象になる

不動産クラウドファンディングの分配金は匿名組合型の場合だと、原則雑所得に分類されます。

匿名組合型の分配金は原則として雑所得に分類され、任意組合型は組合事業の内容などによって所得区分が異なります。

総合課税では、他の所得と合算した課税所得の合計額に応じて税率が決まる仕組みです。

スクロールできます
課税所得 所得税率 住民税 合計税率 表面5%の
実手取り
195万円以下 5% 10% 15% 約4.25%
330万円以下 10% 10% 20% 約4.0%
695万円以下 20% 10% 30% 約3.5%
900万円以下 23% 10% 33% 約3.35%
1,800万円以下 33% 10% 43% 約2.85%
1,800万円超
4,000万円以下
40% 10% 50% 約2.5%
4,000万円超 45% 10% 55% 約2.0%

所得が高い方ほど税負担が重くなる点は、表面利回りだけでは見えてこない部分です。

住民税の10%も加算されるため、所得税率が20%の方であれば分配金に対して合計で約30%程度が税負担となります。

給与所得が高いほど分配金への税率も上がる点は、投資を始める前に必ず確認してください。

雑所得は損益通算の対象外のため、他の投資で損失が出ても不動産クラウドファンディングの分配金と相殺することはできません。

年間20万円超の分配金は確定申告が必要になるケースが多い

年末調整済みの一定の給与所得者では、給与・退職所得以外の所得金額の合計が年間20万円を超える場合、原則として確定申告が必要です。

この20万円という基準は、給与所得以外の所得の合計額に適用されるものであり、複数のサービスに投資している場合は分配金の合計額で判断します。

年間20万円以下であっても、住民税の申告義務は別途発生するため、市区町村への申告が必要になる点には留意が必要です。

確定申告が必要なタイミングを把握するには、投資しているサービスから発行される支払調書や取引明細を年間通じて保管しておく習慣をつけましょう。

医療費控除など他の理由で確定申告をする場合、20万円以下の分配金も申告対象に含める必要があります。少額だから申告不要と判断する前に、申告の要否を税務署か税理士に確認してください。

確定申告の手続き自体はe-Taxを使えばオンラインで完結しますが、初めて申告する方は国税庁の確定申告書等作成コーナーを活用して手順を確認してみてください。

表面利回り8%でも税率20%なら実手取りは6.4%まで下がる計算になる

表面利回りと実手取りの差を具体的な数値で確認しておきましょう。

100万円を表面利回り8%のファンドに1年間投資した場合、分配金の総額は8万円になります。

所得税率20%・住民税10%の合計税率30%が適用されると、税負担は2万4,000円となり、手元に残るのは5万6,000円です。

実質的な利回りは5.6%まで下がる計算になります。

所得税率33%の課税所得帯(900万円超1,800万円以下)の方は、住民税10%と合わせた税率が43%となるため、同じ8%のファンドでも実手取りは4.56%まで低下します。

課税所得が低い方(税率5〜10%)は総合課税でも税負担が軽く、実手取りと表面利回りの差が小さいため、不動産クラウドファンディングの恩恵を受けやすい状況にあります。

表面利回りを比較する際は、自分の所得税率を確認したうえで実手取りを算出し、他の投資商品と横並びで判断する習慣をつけると、より実態に即した選択ができます。

不動産クラウドファンディングの始め方と登録の流れ

不動産クラウドファンディングへの投資は、会員登録から初回投資まで一連の手続きをオンラインで完結できるサービスがほとんどです。

ただし、登録を済ませただけでは投資できません。

ファンドの募集形式(抽選型か先着型か)によって、申込前に準備すべきことや動くべきタイミングが変わります。

登録・本人確認・入金・申込という4つのステップを事前に把握しておくことで、「募集開始に気づいたら既に締め切られていた」という事態を防げます。

特に人気ファンドは募集開始から数分で枠が埋まるケースも珍しくないため、登録と入金を早めに済ませておくことが投資機会を逃さない前提条件となります。

会員登録から本人確認書類の提出まで最短即日で完了するサービスが多い

主要な不動産クラウドファンディングサービスでは、会員登録から本人確認書類の提出まで、スマートフォンのみで完結できる仕組みが整っています。

手続きの流れは、メールアドレス登録・基本情報の入力・本人確認書類のアップロードという3段階で構成されており、慣れていれば15〜30分程度で完了します。

【STEP1】
メールアドレス登録・基本情報の入力
公式サイトからメールアドレスを登録し、氏名・住所・生年月日などの基本情報を入力します。
【STEP2】
本人確認書類のアップロード
運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどをスマートフォンで撮影してアップロードします。
四隅が切れないよう注意しましょう。
STEP3
審査完了・口座開設
審査完了後、審査結果が送られてきます。

AIによる自動審査を採用しているサービスでは最短即日で口座開設が完了します。ファンド募集開始の1週間前を目安に手続きを始めましょう。

本人確認書類として使えるのは、運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなどが一般的で、スマートフォンのカメラで撮影してそのまま提出できます。

審査完了までの時間はサービスによって異なり、AIによる自動審査を採用しているサービスでは最短即日で口座開設が完了します。

一方、書類の内容が不鮮明な場合や、提出書類に不備がある場合は審査に数日かかることがあります。

本人確認書類の撮影時は、四隅が切れていない・文字が読み取れる状態で撮影しないと審査が通らず、再提出で時間をロスします。

ファンドの募集開始日が決まっている場合は、その1週間前を目安に登録手続きを始めておきましょう。

ファンド募集開始日に合わせて事前入金を済ませておくと申し込みがスムーズ

不動産クラウドファンディングでは、申込時点でサービス内の口座(預託金口座)に投資予定額が入金されている必要があります。

銀行振込で入金する場合、着金までに1〜2営業日かかることがあるため、募集開始日の前日までに入金を完了させておくことが基本です。

募集開始当日に入金しても着金が間に合わず、申込できないまま枠が埋まってしまうリスクがあります。

入金額は投資予定額ちょうどである必要はなく、余裕を持って多めに入金しておき、未投資分は後から出金するという使い方が現実的です。

クレジットカードや即時入金に対応しているサービスであれば、募集開始日当日の入金でも間に合う場合がありますが、対応状況はサービスごとに異なります。

出金時の手数料や出金にかかる日数もサービスによって差があるため、事前に確認してから入金額を決めてください。

預託金口座に資金を置いておく期間は利息がつかないのが一般的なため、入金のタイミングは早すぎず遅すぎずを意識しましょう。

抽選型と先着型では申込タイミングの戦略が異なる

不動産クラウドファンディングのファンド募集には、抽選型先着型の2種類があり、それぞれで取るべき行動が変わります。

先着型は募集開始時刻と同時に申込を完了させた順に枠が確保されるため、開始時刻の数分前にログイン・入金状態を確認し、開始と同時に申込ボタンを押せる状態を作っておく必要があります。

人気ファンドの先着型では、募集開始から数分どころか数十秒で全枠が埋まるサービスも存在するため、スマートフォンよりも操作が速いPCからの申込が有利になる場面もあります。

一方、抽選型は募集期間内であれば申込タイミングが当落に影響しないため、先着型のような瞬発力は不要です。

抽選型の場合は当選確率を上げる手段がサービスによって異なり、過去の投資実績や保有ポイントが優先抽選の条件になるサービスも存在します。

複数のサービスに登録しておくと、先着型で外れた資金をすぐに別サービスの抽選型ファンドへ振り向けられるため、資金の遊休期間を短くできます。

どちらの形式が多いかはサービスによって異なるため、登録前に募集実績のページで確認しておきましょう。

不動産クラウドファンディングに関するよくある質問

不動産クラウドファンディングへの投資を検討する段階で、制度の細部や他の投資との関係について疑問が生じることは珍しくありません。

元本の扱いや途中解約の可否、NISA・iDeCoとの関係性は、実際に登録する前に把握しておくべき事項です。

以下では、投資判断に直結する5つの疑問に対して、事実ベースで回答します。

不動産クラウドファンディングは元本保証されていますか?

不動産クラウドファンディングは、元本保証のない金融商品です。

法律上、元本保証を謳うことは禁止されており、いかなるサービスも「元本は必ず戻る」とは約束できません。

多くのサービスが採用している劣後出資の仕組みは、損失が発生した際に運営会社が先に損失を負担する構造であり、投資家の元本を守る効果があります。

ただし、劣後出資比率を超える損失が発生した場合は、投資家にも損失が及びます。

「優先劣後構造」は元本保全を強化する仕組みですが、元本保証とは異なります。リスクがゼロになるわけではない点を理解したうえで投資しましょう。

過去には運営会社の不正や物件価値の下落を原因とした元本割れ事例も実際に起きています。

劣後出資比率が高いサービスを選ぶ、複数サービスに分散する、上場企業が運営するサービスを優先するといった対策を組み合わせて、リスクを管理してください。

NISAやiDeCoと併用して投資できますか?

不動産クラウドファンディングは、NISAおよびiDeCoの対象外です。

不動産クラウドファンディングの匿名組合持分等はNISAの対象商品に含まれていないため、NISA口座では投資できない仕組みとなっています。

iDeCoも同様に対象外であり、掛金の所得控除や運用益の非課税といった税制優遇を受けることはできません。

また匿名組合型の不動産クラウドファンディングで得た分配金は、原則雑所得として取り扱われます。

任意組合型は組合事業の内容などによって所得区分が異なるため、給与所得が高い方は実効税率が高くなる点も踏まえて運用計画を立ててください。

NISAやiDeCoで節税しながら資産形成を進めたい場合は、それらを優先的に活用したうえで、余剰資金の一部を不動産クラウドファンディングに充てる配分が現実的です。

NISAやiDeCoと並行して投資できる点は、資産の分散という観点ではメリットになります。

途中で解約して資金を引き出せますか?

不動産クラウドファンディングは、原則として途中解約ができません

ファンドへの出資は不動産事業への参加を意味するため、株式や投資信託のように市場で売却して現金化する手段がなく、運用期間が終了するまで資金は拘束されます。

運用期間は短いもので3か月、長いものでは3〜5年に及ぶファンドも存在します。

一部のサービスでは、一定の条件下でキャンセルや譲渡の仕組みを設けているケースもありますが、対応しているサービスは限られており、手数料が発生する場合もあります。

急な出費や収入の変動に備えて生活防衛資金を別途確保したうえで、余剰資金の範囲内で投資する金額を決めましょう。

運用期間の短いファンドを優先することで、流動性の低さによるリスクを一定程度抑えられます。

法人口座で投資できるサービスはありますか?

法人口座での投資に対応しているサービスは存在しますが、個人口座に比べて対応サービスの数は限られています。

CREAL・TSON FUNDING・Jointoαなど一部のサービスが法人登録に対応しており、法人名義での出資・分配金受取が可能です。

法人で投資する場合、分配金は法人の収益として計上され、法人税の対象となります。

個人投資家と税務処理の方法が異なるため、投資前に税理士へ確認することをおすすめします。

対応サービスの確認は各社の公式サイトまたは問い合わせ窓口で行ってください。

登録時に必要な書類(登記事項証明書・印鑑証明書など)は個人口座より多く、審査に時間がかかる場合もあります。

「やめとけ」と言われる理由は何ですか?

不動産クラウドファンディングが「やめとけ」と言われる背景には、いくつかの構造的なリスクがあります。

第一に、元本割れの可能性です。優先劣後構造があっても損失が投資家に及ぶ事態は過去に起きており、元本保証ではないという事実を軽視したまま投資するのは危険です。

第二に、流動性の低さでございます。運用期間中は資金を動かせないため、急な資金需要に対応できない状況が生じます。

第三に、税負担の重さです。分配金は雑所得として総合課税の対象となるため、給与所得が高い会社員は実効税率が高くなり、表面利回りほどの実手取りを得られないケースがあります。

過去には運営会社の不正が発覚した事例もあるため、運営会社の財務状況や行政処分歴は事前に確認しておきましょう。

第四に、募集競争の激しさです。人気ファンドは抽選倍率が高く、登録しても実際に投資できないまま資金が滞留するリスクがあります。

これらのリスクを把握したうえで、自分のリスク許容度と運用目的に照らして判断することが、不動産クラウドファンディングを正しく活用するための出発点です。

まとめ:自分の目的とリスク許容度に合った不動産クラファンを選ぼう

不動産クラウドファンディングは、1万円から始められる手軽さと年利3〜10%台の利回りを両立できる投資手段です。

ただし、利回りの高さだけで選ぶと、劣後出資比率の低さや運営会社の財務状況というリスク要因を見落としたまま投資を始めることになります。

サービス選びの軸は、劣後出資比率・運営会社の信頼性・税引後の実手取り・募集頻度・途中解約の可否の5点に絞って確認しましょう。

表面利回りと税引後の実手取りは大きく異なります。給与所得が高い会社員の場合、総合課税の影響で実質的な受取額が表示利回りの7割以下になるケースもあります。

元本割れリスクへの備えとしては、劣後出資比率20%以上のサービスを選び、複数のサービスに分散登録しておくことが有効です。

一つのサービスに資金を集中させず、運用期間や投資対象の異なるファンドを組み合わせることで、特定の案件に依存するリスクを抑えられます。

まずは上場企業が運営するサービスに1万円で登録し、ファンドの募集頻度と案件の内容を実際に確認するところから始めてみてください。

運営・情報提供

株式会社ライズ不動産販売

京都市を拠点に、不動産の売買・仲介・買取・建築などを行う不動産会社です。
不動産取引の実務で培った知見をもとに、売却・購入・査定に役立つ情報を発信しています。

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